避難所生活を余儀なくされる高齢者は、慣れない環境で自立度が低下したり、体調を崩したり、持病を悪化させる恐れがあります。
■生活不活発病
生活不活発病とは「動きにくい」ために「動かない」でいると「動かなくなる」状態で、心身の機能が低下します。
生活を活発化させるためには、日中横にならないようにする、なるべく歩くようにする、動く機会を増やす(役割を持って動いてもらう)といった対策が必要です。
■脱水
トイレに行くことや飲料水を摂取を控えたりすることで脱水状態になりやすくなります。
水分摂取の必要性を理解し、こまめに水分を摂取するようにしましょう。
■風邪など
感染に対する抵抗力が低下しているため、風邪等にかかりやすくなります。
■食中毒
抵抗力や消化吸収力が低下している高齢者は食中毒を起こしやすくなります。
ものを大切にするあまり、消費期限が過ぎた食品を食べて食中毒を起こすこともあります。
■エコノミー症候群
からだを自由に動かせない状態で、長時間過ごしたり、寝泊りした場合に、足の血液の流れが悪くなり血のかたまりができます。
軽い症状は片側の足のむくれや痛み程度ですが、重症になると、息が苦しくなり、胸の痛みを訴え失神することがあります。
予防のポイントとしては、窮屈な場所で寝泊まりしない、水分を十分に摂取する、定期的にからだを動かすといった対策が必要です。
また、長時間椅子に座っているときは、「かかとの上げ下げ」や「ふくらはぎを軽くもむ」等の足の運動をしましょう。
■心身に影響を受けやすい
災害によるショックや避難所生活による環境の変化等が心身に影響を及ぼし、体調不良や寂しさや不安から、悲壮感や失望感が強くなる症状が現れ、生活に不都合がでてきます。
地域の顔見知りの人がいつもそばにいてくれれば、それだけでも安心につながります。
また、病気や障害のある人には、介護がスムーズに行えるような配慮が必要です。
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